車下取り 仕訳

車下取り 仕訳

法人=固定資産売却損益
個人=譲渡所得

 

売却損益の仕分け項目が変わります。

 

売却損益=売却価格−帳簿価額

(車を売却したときの売却損益)

 

帳簿価額=取得価格−減価償却累計額

(普通自動車は法定耐用年数6年で減価償却)

 

下取りの場合は購入と売却が同時となり、
下取り価格が現車の売却価格となります。

 

購入時の諸経費例
・検査登録や手続き費用=100,000円
・法定費用や預かり費用=10,000円
・自動車税や取得税=70,000円
・自賠責保険料=50,000円
・リサイクル料=10,800円

 

下取り例
・新車取得価格=300万円
・下取り査定額=100万円
・売却時の減価償却累計額=250万円

 

仕分けは以下となります。

 

借方

貸方

現金

1,000,000

現金

2,250,800

支払手数料

10,800

車両運搬具

500,000

車両運搬具

2,000,000

保証金

10,000

支払い手数料

110,000

売却益

500,800

租税公課

70,000

保険料

50,000

仮払金

10,800

 

売却損益の税金

法人=特別利益や特別損失として通算
個人=譲渡所得(総合課税)

 

個人の場合は売却までの所有期間が5年を超えるかどうかで、
総合長期と総合短期に分類され計算されます。

 

所有期間5年以内
譲渡所得=(売却価格−帳簿価額)−特別控除50万円

 

所有期間5年超え
譲渡所得={(売却価格−帳簿価額)−特別控除50万円}×1/2

 

所有期間が5年以内の場合は50万円まで控除額があるので、
売却益が超えない場合、所得税は非課税となります。
(他の譲渡所得があれば通算します)